【ごはん】美味しいハヤシライスと巡り会う

先日からドラマ『流星の絆』を観ている。久しぶりに観てもやっぱり面白い。好きだ。出てる人もみんな好きだ。特に、最近『バイプレイヤーズ』も楽しんでいるので、父親役の寺島進さんをみて「おお~名バイプレイヤー~~~」と思いながら、ひとりニヤニヤしている。そちらも面白いドラマだ。

 

流星の絆』では主人公たちの家が洋食屋さんだったという設定で、中でもハヤシライスが重要な鍵となっている。

 

わたしは基本的に○○ライスといえばオムライスかカレーライスしか選択肢にない。ハヤシライス食べたいな~と思うことはほとんどない。だが、ドラマの中に出てくるハヤシライスが最高に美味しそうなのだ。洋食屋さんのハヤシライス…ハヤシライス…ハヤシライス…いとも簡単にハヤシライスへのあこがれはピークに達した。ハヤシライスが食べたい!という思いでいっぱいとなり、今日のお昼はハヤシライスを食べるぞ!と意気込んでいた。

 

スマホで軽く検索したが、近所でハヤシライスを出しているお店が分からなかった。そこで、少し良いレトルトのハヤシライスを食べよう、と再び検索。美味しそうなものに目星をつけてスーパーへ。まさかの事態。レトルトのハヤシライスがない。なんということだ。しかし、負けない。帰り道にはコンビニが2つある。最近のコンビニは充実しているはずだ。期待度の高いセブン○レブンに入る。…ない!!!ハヤシライスが…ない!!!こんなにハヤシライスと出会うことって難しいの?そんなにハードルの高い食べ物なの?いや、負けない。ファミリー○ートへ行こう。今の家は割と都会なはずなのに、まさかの3件目…暇なわたしにはそれだけ回っても問題ないほどの時間がある。

 

あった。3件目にしてついに発見。こんなにも出会うのが難しいなんて思いもしなかった。うれしさをかみしめながらレトルトの箱を手に取ろうとした瞬間、あるものが視界に入る。ハヤシライスのルウだ。

 

ルウだ。あれ?なんでわたし作ろうと思わなかったんだろう?作ればそこそこ美味しいものが作れたんじゃないのか。選択肢が驚くほど狭くなっていた自分にどん引きした。暇は思考回路を鈍らせる。まあいいとしよう。今から材料を買うためにスーパーに引き返すのは、さすがに面倒くさい。やっと出会えたこのハヤシライスを楽しむんだ。

 

帰って食べた、巡り会えたそのハヤシライスはあまり美味しくなかった。そうだった。レトルトのカレーとかハヤシライスとか、そもそもこういうのあんまり好きじゃないんだった。

 

暇は思考回路を鈍らせる。次は美味しい洋食屋さんで、思い出したときでいいや。

 

コイケでした。