アラ還のマウンティング

年が明けてから、我が家にも年賀状が届いている。実家なので基本的に母宛。

 

今年は、その年賀状の管理(送った人と受け取った人で漏れがないかのチェック)を私がしていたのだけれども、作業しながら内容をパラパラと読んでいた。

 

家族写真やペットの写真を使っているものでは成長を楽しんだり、過去の私達姉妹の担任の中には年賀状のやりとりが続いている先生もいるので、今校長なのか〜、などと出世ぶりを確認したり、自分の同級生が母に年賀状を出している(同じ職場なので)ことに驚いたり、なかなかわたしにとっては嫌いではない作業だ。むしろ割と好き。

 

その中でえっ?と思った年賀状があった。犬のイラストが印刷され、年始の挨拶の言葉の入ったシンプルな年賀状だ。特に写真が載っているわけでもない。

 

こう添えてあった。

「6人の孫のジジババより。」

 

前後に特に言葉なく、ただそれだけが書いてあり、なかなかのインパクトがあった。わたしに。

 

私達3姉妹は皆アラサーだが、結婚もしておらず孫はいない。母は孫に会える日をいつかいつかと待っている状況だ。

 

その差出人と母の関係も知らなかったため、何か前後の文脈を察することもできず、母に聞くのもやぶへびな気がしてそうしていない。母が特に何も気にしていなければいいなと祈るばかりだ。まあわたしもわたしで深読みしすぎなのだろうけれど。

 

母よ、もう少し待ってくれたら誰か1人くらいできると思うので気長に待っていてください。

 

コイケでした。