【旅】旅行鞄の中身について

旅支度で、憧れがある。

 

そんな昔でもないが、

大林宣彦監督の映画『この空の花 長岡花火物語』で

松雪泰子新潟県へと取材に行くために旅支度をするシーンがある。

 

そこで、大きな肩掛けのボストンバックのようなタイプの旅行鞄に、

ひとつ、とても綺麗なサンダルだったか、靴だったかを、しまうシーンがあるのだ。

 

旅先に、そんな良い靴を一つだけもっていく、なんて行為が当時ものすごく大人にみえて、とても憧れたのを覚えている。

 

そうしてその映画では、確かそのサンダルは旅先で出会った原田夏希へと受け継がれることになる。

 

そのサンダルへ憧れの視線を送った原田夏希のことを(しかも確かそれは一瞬しか描かれていない)松雪泰子が覚えていて、

最後に新潟を去る際に、私のお古だけどお礼に、と渡していたような気がする。

 

その行為の全てが私には斬新で、それでいてすっごく大人で、とっても素敵でビックリした。

 

いつかもう少し大人になったとき、なれるかわかんないけど、今は楽なのでスニーカーひとつでバンバン出かけてしまうけれど、もう少しだけ大人になったならば、旅先に、ひとつ鞄の中にそういう靴をつめて出掛けてみたいな。

と思うヤスコでした。

 

【旅】余計なものはなんなのか

旅行に行くときはいつも荷物が多くなる。余計なものは入れていないつもりなのに、ぱんぱんなカバン。

 

どうしてそのサイズでいけるの?ってくらいコンパクトなカバンにまとめてる人、尊敬。

 

できるだけ家にいるときと差がないような仕上がりになりたいと思っているからぱんぱんなんだろうな。いつもどおり風に仕上がったところで、手抜きの仕上がりと変わらないよって言われてしまうレベルなんだろうな。

 

気持ちの問題。

 

コイケでした。

【旅】探しもの

旅に行くためにちょうど良いかばんを、

気がつくといつも探している気がする。

 

すぐにメモ帳や飲みもの、カメラが取り出せて、それでいて重さをあまり感じないやつ。

 

リュックは重心が両肩に配分されるからいいのだけど、

パッとした瞬間にものを取りだすのに、少しタイムラグができる。

肩掛けショルダーは目に見える位置にあるので取り出しは一番やりやすく早そうだが、

片方の肩にしか重心がいかないので

段々つかれちゃいそう…。

 

新聞記者の人とかは、肩掛けショルダーのイメージがあって、やっぱりあれが最強なのかな………

 

奇祭に行くのに、一番いいかばんをずぅと探しています。

 

ヤスコ

 

 

 

【旅】饅頭怖い

先日の東京。2日目は昼から友人と赤羽で飲みの旅。噂の赤羽…。赤羽ってあんなに立派な駅で、栄えてるとは思っていなかったので驚いた。しばらく探検すると、イメージしていた感じの古いお店がわんさかあったし昼から開いてるし酔っ払いのおじさん歩いてるしで興奮。

 

シルクロードの立ち飲みおでんと、焼き鳥と。たった2軒であっという間に2人の酔っ払いが完成。楽しい楽しい話をおつまみに、ハイボールを何度もおかわりして最高の日曜のお昼を過ごせた、幸せ。

 

帰りの新幹線も爆睡、帰ってシャワー浴びたらベッドで爆睡、そして朝目覚めると顔が重くて重くて…最強のむくみフェイスが完成していた。かわいそうな顔のまま、約束していた飲み会に向かうしかなかった。

 

楽しすぎた旅の代償。お酒怖い。本気のやつ。

 

とはいえこの週末には、お酒が怖くて仕方なくなっててきっと翌日はスパイス強めのカレーが怖いはず。人間そんなもんだ。

 

コイケでした。

【旅】非日常

このまえ、まだ若い、大学生の女の子と話していたら、

 

「『非日常』がキライなんです」

 

と、彼女は言った。

 

 

なんの流れでそんな話になったのかは

あまり覚えていないが、

「旅行とかいかないの?」と私が聞くと、

「家が好きなんです」と彼女は答えた。

 

わたしの周りには旅行好きな人が多かったし、早く家を出たいという人も多かったので、

 

東京生まれ東京育ちのその女の子に、

「実家が好きってめずらしいね」と言うと、

 

うーん…と少し考えて、

 

「『非日常』がキライなんですよね」

 

と彼女は答えた。

 

みんながみんな「非日常」を求めるもんだと思っていたから、「日常」を大事にするその子の意見は、なんとなく目から鱗だった。

 

わたしは、どっちが好きなんだろう?

 

ヤスコ

【旅】たまに行くのがちょうど良い

この土日は久しぶりに東京へ行ってきた。この旅のメインイベントは友人の結婚式。とても素敵な式で、新郎新婦から幸せパワーをこれでもかというほどに浴びせてもらえたし、美味しいごはんも食べられて最高だった。年々緩んでいく涙腺はかなり早い段階で崩壊し、一緒に参加した友人とグズグズな顔で並んで座ってきてしまった。

 

この一緒に参加した友人、とてもキレイ。美人。褒め上手で振る舞いも大人。そんな、都会で育ったキレイな子という印象の見た目とは裏腹に、和歌山育ちで大阪に住む今も職場と家を往復するくらいであまりエリアをこえて出歩くことがないような田舎娘だ。島根の田舎者が何を言うかと思うだろうが、少し置いておいてもらいたい。

 

東京駅で新幹線を降り、山手線に乗り換えると、キョロキョロしながら興奮した様子で「えっ、電車の中に映像流れてるのヤバくない?東京すごいー!!」と、関西のイントネーションで呟いていた。駅にある広告を見て「えっ、あの広告、変わったよ!ディスプレイなんだ!すごいー!!」と、またも呟いていた。どちらも、大阪でも数年前から見ることの多い広告のかたちだった。彼女が普段行動するエリアには、存在しないらしい。圧倒的なピュアさ。彼女がまさかそんなところに東京を感じるとは思ってもみなかったのでかなり驚いた。最近都会に引っ越して、すっかり都会人気取りのわたしは、ちょっとちょっとー。大阪にもあるじゃんー。田舎者すぎてびびるわー。なんてエラそうなことを言っていた。

 

だけども今日、東京駅周辺の、高く、キラキラと光るビルを「東京すごいー!!!」と思いながら見上げたわたし。いくら大阪に住んだところで、結局田舎者なんだなーと痛感しながら帰ってきた。東京みたいなキラキラした街には、たまに行って高揚感を味わうのがちょうど良い。山内マリコの小説を読み返したくなった。

 

うーん。東京はすごい!

 

コイケでした。

 

【魔】心と身体

いつまでも心は若々しく、身体も元気!といきたいところだが、最近睡眠不足がツラくなってきた。

 

いや、正確に言えば睡眠不足自体がそんなにツライ、というわけでなく、

睡眠不足によりもたらされる弊害がつらい。

 

睡眠不足になろうとも、楽しいお酒の席はついつい帰ることを忘れてへらりへらりと笑って終電を逃す、なんてよくある。

 

しかし最近、さすがに1時間睡眠とかだと、身体がまったくあたたまらない、膝が痛い、お酒が抜けない、などの問題が起こることがわかった。

 

酒の魔の手はゆるぎなくせまってくるが、それにいくのもこれまた負けれぬ、と、先人に負けぬよう飲みたい、と思っているが、どうあれば心と身体の平穏無事がとれるのか。

 

なかなか難しい問題である。

 

ヤスコ